2010年12月18日土曜日

偶然が重なるとはまさにこの日のこと

昨日といい今日といい、ついに本気の冬がやってきた感じで、 コート・マフラー・手袋の完全臨戦態勢で外出した。

そんなさなか、昨日はいろいろありました。

ピアノレッスンを受けに、新大久保まで行くと、
そのスタジオで、なんと高校生の頃にお世話になっていた
クラシック・サックスの原ひとみ先生にお会いしたのだ。
会うのは高2以来だから、実に8年ぶりのこと!
ものすごい偶然だった。原先生がちょうど休憩中にロビーで寛いでいたところ、
僕がちょうどスタジオに到着し、入った瞬間、お互いすぐにわかった。

僕にとってはもちろん、とても嬉しい再会だった。
高校の後輩を通じて僕がこんな身になっていることをご存知でいらして、
予想外の出来事に先生も嬉しそうで、一方の僕は気恥ずかしいのをこらえつつ、
とにかく再会した感慨にひたっていた。
自然と会話が弾み、レッスン前のたった10分ほどの時間とはいえ、この上ない時間だった。

さて、井上祐一さんにレッスンを受けた後、
この日は井上さんのトリオを聴きに行くことにしていたので、夜まで時間が空いた。
ので、ここぞとばかりに、楽器屋をめぐってマウスピースを試奏しまくった。

そしたら、一軒目に行った新大久保ダクで、高校の後輩に会った。
またしても、かなりの偶然である。
もはや全く面識はないのだが、制服を見て明らかに後輩だと分かり、
ここにいる以上、明らかにブラバンの後輩だと確信したので、声をかけてみた。
すると、さらに偶然なことに、5人ほどいた全員がサックス・パートだった。さすがに驚いた(笑)
なぜかヤマナカという先輩の名前は知られていた。
「これがあのヤマナカさんかあ」みたいな顔で興味津々に観察されているような感じで、笑えた。

こんなことが1日に2度も起こるんだなあと面白がっていると、
今度は偶然なのか何なのか、衝撃の出会いが訪れてしまった!

ジャズ・アルトサックスのマウスピース史上最高とも言われる、ニューヨーク・メイヤー!
いわゆるヴィンテージもの、初めて吹きました。
それはもう・・・、まるでパンドラの箱を開けてしまったような気分!
明らかに自分の理想とする音に近いものが鳴る、その興奮はすごいです。

最近、自分の音を改善するために、いろいろと試行錯誤をくり返す中、
セッティングを変えてみたいという気持ちが強まっていた。
そんな中で、もう買うしかないと思いつつ、値段を訊ねてみると、やはり・・・。
まあここでは言えませんが、
普通のマウスピースの7~8倍近い金額(さすがに6ケタまではいかなかった)。
しかし、手が届かないわけではない!

とりあえず取り置きしてもらいました。期間は1週間。
どうなったかは、後日お知らせします!

そんな興奮冷めやらぬ中、夜になって渋谷kokoへ。
井上祐一(pf)トリオ!楠井五月(b)。田村陽介(ds)。
なんだかんだ、ちゃんと聴いたのは初めてです。
井上さんのオリジナルを中心に、とても楽しめました。
2セットとも1曲ずつスタンダードで飛び入りさせていただきました。楽しかった!
素晴らしいリズムセクションとやると、自分の中から普段出てこないようなことが出てくる。
ベースの楠井君は同い年だけど、本当に本当にすごい。
ドラムの田村さんとは、僕のカルテットで今度一緒にやれることになりました。かなり楽しみです。
そして、井上さん。いつも本当にありがとうございます。頑張ります。

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