2011年5月18日水曜日

Brian Blade & The Fellowship Band

先週の土曜日に、
ブライアン・ブレイド(dr)のフェロウシップ・バンドを見ました。

本当に本当に、言葉では言い表せないほど素晴らしかった。
興奮と感動で、口が開いたまま、ただただ聴き惚れてしまった。

ライブの一番最初に、ブライアンの叩いた最初の音の感じが忘れられない。
ソフトな音量で、柔らかくて繊細かつ芯のある包み込むような音。
あれを聴いた瞬間、心が吸い込まれてしまった。
こんな音を出す一方で、スネアのロールから一気になだれ込むフォルテッシモのシンバル。
強烈で圧倒的な存在感。ウェイン・ショーター(sax)のカルテットでもよくやるけど、
こんなにでかいと思わなかった。それでいて全体のバランスを乱していない。
生で聴いたのは初めてだけど、本当にすごいドラマーだとまざまざと感じた。

ブライアン以外のメンバーも最高でした。
中でもアルトのマイロン・ウォルデン。噂通りの強力なプレイヤーでした。
フラジオもサブトーンも鳴りきった強靭な音。
広い音域を扱いきる技量と、独創的なフレーズ。
カッコ良かった。CD買おうと思います。
テナーのメルビン・バトラーもうまいし、すんごい音してた。

なにしろ、バンドメンバー全員が一つの音楽に対してそれぞれの役割を発揮しまくっていて、
何だか超音楽的なバンドでした。音楽のツボを押さえているというか・・・。
スマートで、それでいてブルース・フィーリングに溢れている。

ああー、また見たい、聴きたい!あの感動はCDでは味わえないんだよな~。

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